Computational Science and Engineering Division, Atomic Energy Society of Japan
  • 【報告】日本原子力学会2015年春の年会 企画セッション

    2015.7.8 高田 コメント無し

    2015年3月20日(金) 13:00~14:30 I会場

    場所:茨城大学 日立キャンパス I会場(E1棟33教室)

    「シミュレーションの信頼性確保のためのガイドラインの策定」

    座長:(規制庁)笠原文雄 氏

    モデリング&シミュレーション技術に関する議論の発展にともない、シミュレーションの信頼性の確保に関するガイドや標準を作成する動きが活発になっており、原子力学会においても「シミュレーションの信頼性確保のためのガイドライン」を策定中である。本企画セッションでは、本ガイドライン策定に関わった専門家の方による3件の講演が行われた。

    (1)ガイドライン策定の経緯
     (東芝)中田耕太郎 氏

    最先端のシミュレーション技術の世界的な動向として、信頼性の確保にかかわるガイドや標準を作成する動きが活発になっており、計算科学技術部会では、シミュレーションの信頼性ワーキンググループを設置し、核、熱流動及び構造分野でのシミュレーション信頼性確保に関する議論を行っていることが紹介された。

    (2)ガイドラインの紹介
    工藤義朗 氏

    「シミュレーションの信頼性確保のためのガイドライン」の基本的な考え方とモデルV&Vやシミュレーションの予測性能の考え方について説明があった。

    (3)国内外のガイドライン策定に係る現状
    (原子力機構)田中正暁 氏

    米国機械学会や日本計算工学会など、諸外国や他学会でのシミュレーション信頼性確保に関するガイドや標準作成の現状、品質マネジメントにおけるV&Vに関して説明があった。

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